宇宙航空研究開発機構(JAXA)

前例のないミッション。
日本中が注目する、宇宙飛行士候補者選抜試験に挑む。

初の試みが満載の
13年ぶりの選抜試験。
背景

2021年11月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が宇宙飛行士候補者の募集を開始することを発表。なんと13年ぶり、しかも応募条件を大幅に緩和しての募集ということもあり、メディアやSNSでも大きく取り上げられるビッグニュースとなりました。

こうした注目度の高さもあって、応募総数は過去最多の4,127名と、前回の963名から大幅に増加。ここから書類審査や英語試験などに合格した約1,500名が受験する第0次選抜のうち、「一般教養試験」「STEM(科学、技術、工学、数学)分野の試験」「適性試験」の開発・運営を行う事業者を選定する入札にマイナビは臨み、携わることになったのです。

前回の宇宙飛行士候補者選抜試験に携わっていた方がプロジェクトリーダーを務めていらっしゃいましたが、当時とは応募条件が大幅に異なるうえ、今回は初めてのオンライン試験。JAXA様自身も初の試みとあって、迅速できめ細やかな対応、かつ試験の安定運用を実現してくれるパートナーを探していらっしゃいました。

採用のプロとして、
できることは。
ソリューション

マイナビは、採用試験やテスト運営などは専門分野であり、実績は豊富です。しかしながら、宇宙飛行士候補者選抜試験という実績はもちろん、ない。また、新型コロナウイルス感染症が収束しない中、海外在住の受験者にも対応するためのオンライン試験ということもあり、どこまで実現が可能なのか……。正直、不安な部分もありましたが、この領域のプロとして、マイナビにも貢献できることはあるはず。JAXA様と新たな選抜試験のカタチをつくるため、受験者のみなさまの想いに応えられる運営をするため、挑戦ははじまりました。

 

第0次選抜試験から
第三次選抜試験まで、
共に走る。
実際の取り組み

第0次選抜試験では、試験問題の開発ができるパートナーとオンライン試験システムの導入ができるパートナーを選定しました。また、当日はオンライン試験ということもあり、25名体制のコールセンターを設置しました。
そしてさらに、第一次選抜試験では宇宙産業で事業開発を行う宇宙商社🄬Space BDとタッグを組むことができ、前例がない試験を行うことができました。 (詳細は特設ページで公開していますのでご確認ください。
https://astro-mission.jaxa.jp/astro_selection/report/exam1/)
第三次選抜試験では、オンライン検査や面接試験(対面)の運営サポート業務もさせていただきました。

 

宇宙開発の未来を
創る一助に。
得られた成果

この案件を通して感じたことは、JAXAのみなさま、そして宇宙飛行士になるという夢を追いかける受験者のみなさまの宇宙への熱意でした。将来、宇宙開発の未来を切り拓くことに、私たちのこのプロジェクトが少しでも貢献できたなら、これほどうれしいことはありません。また、こうした挑戦をすることでノウハウが蓄積され、マイナビが提供できるソリューションが拡がることを実感したのも貴重な経験でした。これからも前例のないことにトライし、もっとクライアントに価値を提供できるチームにしていきたいと思います。

選考に取り入れたブロック(左)

CLIENT
宇宙航空研究開発機構(JAXA)

日本の航空宇宙分野の基礎研究から、開発・利用に至るまで一貫して担う国立の研究開発組織。人工衛星の開発・打ち上げ・運用や国際宇宙ステーションでの実験、火星や月などの宇宙探査活動に加え、航空機の技術研究も行っている。

Director's Comment

1年以上この案件を担当していて思ったことは、JAXAのご担当者も受験者のみなさんも、宇宙を非常に愛していらっしゃるということ。この大きな熱量の中、受験者のみなさんが長年あたためてきた「宇宙飛行士になる」という夢をかなえるための大舞台に携わらせていただいたことは、非常に大きな経験となっています。

Directed by


担当ディレクター
酒井 健斗
前職はイベント会社のディレクター。マイナビ入社後はイベント部署に所属し、マイナビMEGA就職EXPOなど大規模イベントの企画・運営を担当。現在の部署へ異動後は、クライアントの採用活動全般のサポートを担う「何でも屋」として、イベントの企画・運営だけでなく、採用サイト・パンフレット・動画制作などにも携わる。趣味はお酒、映画、サウナ、ポーカー。