明治大学

角度を変えた見せ方で、大学職員のイメージを覆す!

大学職員の
イメージは?
背景

採用サイトより

今回の主人公である明治大学様のお悩みは、就職活動生である大学生と近いゆえに生じるものでした。大学職員は日常的に大学生と接しています。そのため、大学生が思う「大学職員」は、まさに窓口で自身と接する親しみやすい姿。その裏側にある幅広い仕事を想像するまでは難しく、仕事理解を深めづらい状況にありました。明治大学様は、「個を強くする大学」として教育・研究・社会貢献活動に取り組むことで有名な大学です。働く職員たちも、日々挑戦を繰り返し、あらゆる業務に取り組んでいます。しかしながら、前述の学生ゆえのイメージ像から、「挑戦したい」「主体的に働きたい」という思いを持った学生にとってはなかなか就職先の選択肢に入らないという課題があり、スムーズにターゲット学生とのマッチングに結びつけられていませんでした。そこで、マイナビはターゲットとなる学生の心をしっかりと掴むべく、大学職員のイメージを刷新し、さらに明治大学で働くことの面白さ・かっこよさを伝える採用コミュニケーションの制作に取り組みました。

仕事の幅広さ、
職員の挑戦する姿勢を
アピール。
ソリューション

採用サイト『M’s Challange』

明治大学様と話し合いを続ける中で見えてきたのは、二つのポイント。一つは、まず学生に大学職員の仕事を理解してもらうこと。大学職員の仕事は、窓口で学生とやりとりをするだけでなく、理事会で大学そのものの経営計画を立案したり、新しい施設や設備の導入に向けた交渉を実施したり、授業の年間カリキュラムを計画したりと、かなり多岐にわたります。まずはその大学職員の仕事理解をしっかりしてもらうことが、学生の興味関心を惹きつけると考えました。そしてもう一つのポイントは、明治大学の職員は大学を支えるのではなく、大学をリードする役割を持っていると伝えること。「個を強くする大学」「変革力」を掲げる明治大学は、そこで働く職員も、一人ひとりが主体的に物事を考え、変化を厭わず常に新しいことに挑む姿勢が求められています。この業界理解と企業理解を促すことは、明治大学がいかにチャレンジングな組織であることを伝えることにつながり、挑戦できる職場を望む学生たちを振り向かせ、心を掴めるのではないかと考えました。

大学カラーから逸脱した、
動きのあるダイナミックな
クリエイティブ。
実際の取り組み

採用サイト トップページ

そして、二つのポイントを学生に伝える方法にも細部までこだわって制作を進めました。ただ仕事内容を羅列するのではなく、明治大学の職員の挑戦する仕事を『M’s  Challange』という企画のなかで一覧できるように並べ、仕事の幅広さ・レベルの高さをアピール。職員紹介ではあえて他大学出身者、民間企業から転職した職員をピックアップし、客観的に見た明治大学の仕事の魅力ややりがいも語ってもらいました。メインコピーは「手強い仕事をしよう」。TOPではメインコピーの背景を『M’s  Challange』にも登場したテキストが動きまわり、明治大学の「変革力」をインパクトとともに見せていきます。さらに「変わるMEIJI 変えるMEIJI」という対談コンテンツを企画し、大学職員が思い描く明治大学の未来やそれに向けた取り組みを語り合ってもらいました。全体を通して明治大学の青紫色のカラーに固執することなく、賑やかでカラフルな配色で「強い個」をアピール。採用サイトという枠の中で、あらゆる方法を使って、明治大学のチャレンジングさを伝えていきました。

大学職員の採用業界に、
新たな風を起こしたい。
得られた成果

こうして、大学職員の採用広報ツールとしては、チャレンジングな試みのサイトが完成。大学内外でも好評だったとのことで、明治大学様からもお喜びの声をいただきました。そして、実際の採用活動でもエントリー数のアップに寄与したのではないかと伺いました。「採用サイトを見て、志望度が上がりました」との声もあり、効果は大きかったようです。他にも、一般の方のブログでサイトが紹介されるなど思ってもみなかった反響も得られました。今回の採用コミュニケーションは、大学職員の採用を変えたい、明治大学の仕事の魅力をもっと伝えたいという熱い想いを持った明治大学様と、その気持ちに寄り添い伴走したマイナビのクリエイティブチームのタッグによって叶えられたものでした。この取り組みが、大学職員の採用という分野にも良い影響を与え、学生の将来の選択肢の中で「大学職員」の存在感が増すことを願っています。

 

CLIENT
学校法人明治大学

1881年に創立し、「権利自由・独立自治」という建学の精神のもと、今日まで経営されてきた私立大学。「個」の確立を基礎とした教育方針は、現在の「個を強くする大学」という理念にも継承されている。東京都と神奈川県に5つのキャンパスを構え、さまざまな分野で教育・研究・社会活動に取り組んでいる。

 

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Director's Comment

今回の制作で心がけていたのは、明治大学のご担当者様と、クリエイティブチームとの綿密なコミュニケーション。明治大学様の想いを、最高の形でアウトプットとしたいと思っていたので、ご提案前、制作期間、サイト公開後まで、三者で頻繁に話し合いの場を設け、連携を図るようにしていました。取材・撮影の際には、明治大学様からの想いのある人選と、こだわりの撮影場所のご提案のおかげで、より芯のある、質の高いサイト作りができたと思います。コロナ禍というなかなか思うように動くことのできない日々でしたが、誰もが楽しみながら制作に取り組むことができました。あらゆる点で、最大限にご協力してくださった明治大学様と最高のアウトプットを実現するために尽力してくださったクリエイティブチームの皆様にはとても感謝しております。

Directed by


担当ディレクター
下山 将李
2020年マイナビ入社。前職は、国民的アニメを手がけるアニメーション制作会社に5年間勤務。プロジェクトマネージャーとして、スケジュール管理、マネジメントなどを行い、毎週の放送に向けてプロジェクトを調整する役割を担った。現場をリードしながらも、お客様との対話により制作を進める仕事に興味を持ち、マイナビへ転職。