PRODUCT TALK

苛烈を極める、国内の技術系人材採用…。
海外に目を向けて風穴を開ける!

「技術系人材の採用は本当に難しい…」。そんな採用ご担当者様のお悩みがますます深まる昨今、グローバル採用に乗り出す企業様が少しずつ増えています。しかし、受け入れ態勢などに不安があり、一歩を踏み出せないケースも多いのではないでしょうか? 今回は、そんな悩める企業様にぜひ知っていただきたい事例をマイナビ担当者の対話を通じてご紹介します。マイナビのサポートを活用すれば、「地方でも」「技術系人材でも」「初めての外国人採用でも」採用の成功を目指せます。

  • セールス

    木島 悠介

    地元・北海道でセールスとしてさまざまなクライアントの採用支援に携わる。土木系学科出身の経験を活かし、理系人材の採用に課題を抱える企業様をサポートしている。趣味は野球とラーメンを食べること。

  • グローバル採用企画担当

    中川 亜季子

    セールスとして5年間の経験を積んだのち、企業様のグローバル採用を支援する専門チームに着任。「外国人採用は初めて」という企業様への熱心な提案力ときめ細かなサポート力には定評がある。

初のグローバル採用に挑戦するも、
初年度は目標に届かず。

木島:今回のクライアントの武ダ技建創様は、北海道の総合建設会社様です。今回のプロジェクトは、セールス担当の私から「より多くの人材と出会うため、外国人採用に挑戦してみませんか?」とお話ししたことが発端となります。

CLIENT
武ダ技建創株式会社

北海道札幌市に本社を構える総合建設会社。マンションや学校などの工事から公共施設の改修・増築・新築工事まで、さまざまな大規模建築工事を手掛けるほか、道路、河川、橋梁、トンネルの補修・新設、災害復旧工事などの公共性の高い土木工事までを幅広く手掛け、多くの人が安全・安心に暮らせる「未来の街を創る」というミッションに向けて情熱を持って挑戦している。「社会に貢献できることを」を軸に、常にあきらめない心を持って成長する企業文化がある。

中川:若者の絶対数が少ない地方で、なおかつ特定の技術分野を学んだ学生を採用しようとすると、国内ではかなりハードルが高いですからね。私はグローバル採用の企画推進担当として木島さんからバトンを受け取り、お客様に具体的な提案を行うことになりました。

木島:お客様もこの課題を解決するには海外に目を向けるべきではないかと漠然と考えていたようで、マイナビのサポートを活用して初めて挑戦することになりました。実はこのプロジェクトは2023年卒から2年がかりなんですよね。初年度はベトナムをターゲットに、採用を目指しました。

中川:私たちは各国の人材エージェントなどとパートナー契約を結んでおり、初年度もベトナムのパートナーと連携して武ダ技建創様の求人広報を展開しました。パートナーは求職中の学生情報を持っているので、対象者に求人票を公開するだけでなく、マッチしそうな学生にも直接声をかけてもらいました。ただ、この時はベトナム内の就活事情の影響などによって日本で働くことの魅力づけが難しく、残念ながら選考に進む学生を集めることができませんでした。

木島:人材要件も少し高めの日本語レベルを設定していたりと、若干難しい部分があったのかもしれません。こうして初年度は採用を成功させられなかったわけですが、2024年卒の採用活動を始めるにあたり、お客様から「今年こそは」と再び挑戦したい意向をお伝えいただけて、再スタートを切ることになりました。

2年目の再チャレンジ。
ターゲットを変え、打ち出しも工夫。

中川:2024年卒の外国人採用を目指すにあたり、お客様と一緒に人材要件をあらためて精査しました。学生を2〜3名採用する目標は前年度と変わらずでしたが、日本語レベルはビジネスレベルから日常会話程度に広げました。お客様の方で、語学は入社後に学んでもらえば良いと判断されたのです。

木島:年次についても柔軟に考えておられました。海外では日本のように「新卒=22歳」が一般的ではなく、社会人経験を積んだ後に大学で学ぶ人も多いので、年次はさまざまなんですよね。

中川:こうした条件を踏まえて、新たなターゲット国として私がご提案したのはミャンマーです。この国では大学の入試制度が日本とは異なります。学生が学びたい学科を志望するのではなく、試験の点数に応じて自動的に学科が決まる仕組みです。ミャンマーでは医学部に次いで土木建築学部の点数が高い位置付けなので、レベルの高い学生が一定数揃っています。さらに、国内の情勢不安から、海外で働きたいという学生が多いんです。

木島:ミャンマーと北海道では気候や文化もかなり違うと思いますが、そこはエージェントを通じて伝えてもらいましたね。また、日本で長く働いてキャリアを形成する意思がある学生に対象を絞ってもらいました。

中川:求人票の打ち出しも工夫しました。お客様に給与モデルの詳細をうかがって、毎月の手当や残業代のこと、それから賞与についても分かりやすく表現。日本の文化を知らない外国人学生が見ても戸惑うことがないよう工夫しました。それから、選考フローについても本当に必要な点にフォーカスすることをご提案しました。例えば、コミュニケーション能力を重視する場合なら、筆記試験を実施する代わりに面接時間を長くするなど、何を重視するかに応じて選考フローも変えるべきだと考えるからです。

木島:こうして広報を行った結果、5名の学生が選考に参加することになりましたね。面接はオンラインで実施。はじめに全員に向けてお客様から会社説明を行ったあと、一人ひとりの個別面談を行う流れでした。

中川:面接には通訳も同席させましたが、ほとんどの学生が自分の言葉で会話をしていましたね。お客様も難しい言葉を避けて分かりやすい言葉を選んでいました。質問する内容は志望動機やキャリアの希望など、日本人の学生に対して聞くことと大きくは変わりません。

見事に採用目標を達成!
鍵は「相手の立場」を思う姿勢。

木島:面接を経て5名中2名の学生に内定を出し、その2名ともが内定を承諾する結果となりました。こうして見事に目標達成。初年度の経験を踏まえて、お客様が柔軟な姿勢で採用活動に臨まれたことも成功の理由だと感じています。

中川:そうですね。学生にとっては給与等の条件以外にも、新生活の準備を会社がサポートしてくれる点も魅力的だったようです。このあたりは学生の立場を考えてお客様が配慮してくださった部分です。入社後の研修や独自のメンター制度など、教育プログラムやキャリア形成支援についてもアピールしていたので、学生にとっては安心感があったのだと思います。

木島:面接後に「私たちのために易しい言葉を使ってくれた」と学生が言っていたように、相手の立場を慮るお客様の姿勢が伝わったのでしょうね。また、お客様も通訳を介さず自分の言葉で思いを伝えようとする学生に対して、誠実さとやる気を感じられたと満足されていました。

中川:内定から実際に入社するまでの期間は、パートナーを通じて内定者の日本語研修を行っています。入国に向けた必要書類の手続きや在留資格の申請なども、マイナビが委託した行政書士の方でサポートさせていただいています。

木島:飛行機の手配や空港からの送迎のほか、役所の手続き、印鑑や携帯電話の手配など、就労を始めるための生活周りをサポートするプランがあり、細かいところまで支援が可能ですからね。

今回のスキームを活用し、
多くの日本企業に貢献したい。

中川: 今回の事例をもとに「グローバル採用の個別面談会企画」として商品化して、ほかのお客様にも展開していきたいと考えています。地方の企業様がグローバル採用によって希少人材の獲得に成功された。このスキームは、多くの企業様の採用活動に貢献できるはずです。

木島:その通りですね。数多くの企業様の採用を支援しているマイナビには、たくさんのノウハウが蓄積されています。さまざまな事例を参考にしつつ、商品を組み合わせることでお客様の採用活動を成功へと導いていきたいです。

中川:ちなみに、マイナビは海外に現地法人を設置しているほか、各国の人材エージェントとパートナーシップを築いています。パートナーは厳しい選定基準のもとに選んでおり、免許資格の有無や現地での学生認知度、クライアントの要望に沿った柔軟な対応力などの基準に適う企業だけを厳選しています。

木島:セールスとしてさまざまな企業様に接するなかで感じているのは、理系人材の採用がうまくいっている企業様は1握りどころか1つまみということ。そんな今だからこそ、グローバル採用に目を向けていただきたいと考えています。

中川:多くの企業様が「うちもいつかは外国人を採用しないといけないのだろうな」と考えていることと思います。その「いつか」は「今」だということをお伝えしたいです。きっと3年後にはグローバル採用がスタンダードになっているはず。先んじて始めることで、先行者メリットを享受できますし、ノウハウの蓄積にもつながります。

木島:外国人学生から見た日本企業は「新卒にやさしい」という好印象があるので、挑戦する価値は十分にあると言えます。企業規模や立地に関係なく、グローバル採用を広めることでたくさんの企業様の発展に貢献していきたいと思います。

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Director's Comment

担当ディレクターからのコメントが入ります。担当ディレクターからのコメントが入ります。担当ディレクターからのコメントが入ります。担当ディレクターからのコメントが入ります。